vol.135 資格があれば一生安泰？本当の経済的自由とは

国家資格所有者でも簡単に貧乏になれる

私は２０年以上前に看護師国家資格に現役合格し、今は企業看護師をしています

医師や弁護士、看護師、公認会計士etc…国家資格というと合格すること自体が困難で、難関を突破したら一生安泰な人生が待っていると思いますよね？

確かに他にスキルもなく、アラフォーでも仕事を選ばなければ引く手あまたで、つぶしのきく職業です

後輩の中には看護師を目指した理由が「有資格者だから」という現実主義な人もいて、意外とそういう人はずっと看護師になりたかったという夢いっぱいの新人さんより長く働いてくれる人が多いんですよ

一見一生安泰な国家資格保有者であっても、総合病院で夜勤ありの働き方をしていた時ですら、貯金ゼロで毎月の暮らしがカツカツの状態で、一緒に働いていた医師ですら、お金持ちの空気感を感じることはありませんでした

理由はひとつ、仕事柄ストレス過多になり、浪費したりぼったくり保険や投資で搾取される機会が多いからです

もちろん、コツコツ貯金し、実家暮らしを続けて貯蓄に励んでいた同僚もいました

特に最近の新人さんたちは初任給が低く、病院以外で働いている私のような企業看護師やクリニック勤めの看護師は、収入自体が低いのでストレスが少ない分将来のためにコツコツ貯金している人が多いようですね

転機が訪れたのは、２年前お試しで看護師の仕事を離れ、起業したこと！

未経験の飲食業に挑戦し、大失敗に終わったけどかけがえのない経験になりました

一番驚いたのは、看護師の経験や社会的地位が全く通用しなかったこと

それまで自分は看護師だと伝えただけで信用され、すごいね、立派な仕事だね、と褒められましたが、起業後は一切スルー…だから何？状態でした（笑）

当たり前ですよね、飲食業に看護師資格は全く関係ありませんから

私の価値はその時に総崩れしました

看護師だからマンションも借りられたし、クレジットカードも作れたし、お金を借りることもできた

病院を辞めて丸腰の私に、社会は冷たかったんです

でも、助けてくれた人もたくさんいて、同時にコミュニケーション能力や相手を思いやる気持ち、行動力と決断力など、目に見えないスキルは一生なくならないし、磨けば磨くほど財産になると知りました

結局生活に困窮して企業看護師になりましたが、保有資産5,000万円超えの小金持ちになることをまだあきらめていません！

起業中の貧乏生活の経験から、自分の欲に優先順位をつけ、仕事はストレスを抱えないよう注意して心身の健康を最優先にし、嫌なことで死なないことを決めました

コロナ禍がきっかけで在宅ワーカーのメリットを痛感し、愛犬との時間を一番大切にするようになりました

もともと責任感が強く、生真面目な性格のため、現在の仕事もキツくなってきたので、柔軟に転職活動もしています

数年前、「LUNAちゃんの仕事は、LUNAちゃんの人生を生きることだよ」と言われたことがあります

日本人は勤勉で責任感が強く、真面目な性格で自殺率も先進国の中で多い人種です

みんなと同じことに美徳を感じ、投資や起業を危険だと言うのも日本人位でしょう

でも、みんなと同じ＝自分の周りの人と同じ人生を歩むことになるんです

周りの人がお金持ちでなければ、その人と同じ行動をとっていたら自分もお金持ちにはなれない

私が起業したきっかけのひとつは、『上司を見ていたら自分の将来が見えた』ことです

自分の上司や年長者たちが、なりたい自分ではない、と気付いた時自然と退職することに結びつきました

自分がどうなっていくかは、環境が大きく関わると思います

大富豪の子供は生まれながらに大富豪の考え方を教えられる

でも、生まれる家は選べないから、せめて自分で環境を選び、自分が選んだ環境に飛び込んでいけばいいと思うのです

さて、明日はどんな環境に身を置こうかな♪